まとめ買いは本当に得なのか
「まとめ買いほどお得」と書かれていますが、送料まで含めると逆転することがあります。実際の料金で確かめました。
先に回答
オンライン診療のまとめ買いは必ず得?
必ず得とは限りません。割引率だけでなく送料の回数、最低継続回数、解約条件を含め、必要な期間の総額で判断します。
回答条件:各院の公表料金を同じ薬・用量・購入期間にそろえ、薬代・診察料・送料を集計。調査方法と元データ

オンライン診療の料金表には、たいてい「1ヶ月」「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」の まとめ買い価格が並んでいます。まとめるほど1ヶ月あたりは安くなる、 という書き方がされていることがほとんどです。
1ヶ月あたりの薬代だけを見ればそのとおりです。 ただし送料まで含めると、いちばん長いパックが掲載プラン中の最低額になるとは限りません。
「まとめ買いほどお得」は条件付き
まとめ買いが得になるのは、次の2つが同時に成り立つときです。
- まとめるほど1ヶ月あたりの薬代が下がる
- まとめるほど配送の回数が減る
ところが「12ヶ月プラン」でも3ヶ月ごとに分けて配送する院があります。 このとき配送回数は減りません。送料は4回ぶんかかります。
12ヶ月パックより6ヶ月×2が安い例
超低用量ピルを1年ぶん買う場合です。
| クリニック | 実質総額 | 公式サイト |
|---|---|---|
| デジタルクリニック本稿の集計で最低額 12ヶ月分×1 / 配送1回 料金の内訳を見る
| ¥62,380月あたり ¥5,198 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-14 |
| レバクリ 6ヶ月分×2 / 配送2回 料金の内訳を見る
| ¥64,822月あたり ¥5,402 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-14 |
本稿で集計した掲載2院のうち、総額が最も低かったデジタルクリニックと 最も高かったレバクリの差は¥2,442(1.04倍)。 掲載2院・料金確認日 2026-10-14。薬剤費に診察料と送料を足した金額です。
超低用量ピルの料金をもっと詳しくこの条件で掲載院中の最低額となるデジタルクリニックには、12ヶ月ぶんを一度に買える単発配送プランがあります。 ところが当サイトの計算はそれを選んでいません。6ヶ月ぶんの定期を2回買ったほうが、送料を足しても安くなるからです。
表の「配送」の列が2回になっているのはそのためです。 12ヶ月パックを1回で買うほうが送料は安く済みますが、薬代の差がそれを上回っています。
なぜ逆転するのか
まとめ買いの割引率は、パックの長さに比例していません。 「6ヶ月で1ヶ月分無料、12ヶ月で3ヶ月分無料」のように段階的に効く院もあれば、6ヶ月と12ヶ月で1ヶ月あたりの単価が変わらない院もあります。
後者の場合、12ヶ月パックを選ぶ理由は「配送が1回で済む」ことだけになります。 送料が550円なら、その差は数百円です。 一方で定期プランのほうが単価が安ければ、そちらが逆転します。
まとめ買いの刻みが院ごとに違う
もうひとつややこしいのが、まとめ買いの単位そのものが院によって違うことです。
| クリニック | 実質総額 | 公式サイト |
|---|---|---|
| レバクリ本稿の集計で最低額 12ヶ月分×1 / 配送1回 料金の内訳を見る
| ¥17,297月あたり ¥1,441 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-14 |
| DMMオンラインクリニック 12ヶ月分×1 / 配送1回 料金の内訳を見る
| ¥25,718月あたり ¥2,143 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-08 |
| フィットクリニック 6ヶ月分×2 / 配送2回 料金の内訳を見る
| ¥33,170月あたり ¥2,764 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-14 |
| デジタルクリニック 12ヶ月分×1 / 配送1回 料金の内訳を見る
| ¥72,774月あたり ¥6,065 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-14 |
フィットクリニックは、12ヶ月まとめてのプランを販売していません。表の金額は、より短い期間のプランを 繰り返し購入した場合の合計です。購入のたびに価格が改定される可能性があります。
本稿で集計した掲載4院のうち、総額が最も低かったレバクリと 最も高かったデジタルクリニックの差は¥55,477(4.21倍)。 掲載4院・料金確認日 2026-10-14。薬剤費に診察料と送料を足した金額です。
フィナステリドの料金をもっと詳しく4院で4.21倍、差は55,477円。 12ヶ月パックがある院、6ヶ月までしかない院、 そもそも単月しかない院が混ざっています。6ヶ月までしかない院は、6ヶ月分を2回買うことになるので送料も2回分です。
低用量ピルでも同じことが起きます。
| クリニック | 実質総額 | 公式サイト |
|---|---|---|
| レバクリ本稿の集計で最低額 12ヶ月分×1 / 配送1回 料金の内訳を見る
| ¥30,565月あたり ¥2,547 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-14 |
| デジタルクリニック 12ヶ月分×1 / 配送1回 料金の内訳を見る
| ¥30,587月あたり ¥2,549 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-14 |
| DMMオンラインクリニック 12ヶ月分×1 / 配送1回 料金の内訳を見る
| ¥33,910月あたり ¥2,826 | この料金を公式で確認料金確認 2026-10-08 |
本稿で集計した掲載3院のうち、総額が最も低かったレバクリと 最も高かったDMMオンラインクリニックの差は¥3,345(1.11倍)。 掲載3院・料金確認日 2026-10-14。薬剤費に診察料と送料を足した金額です。
トリキュラーの料金をもっと詳しく掲載3院中の最低額は30,565円、最高額は33,910円。 差は3,345円です。
まとめ買いで気をつけること
金額の話とは別に、長いパックには次の注意点があります。
- 合わなかったときに残る……体質に合わない、副作用が出るといった理由で 中止することがあります。12ヶ月分を先に払っていると、その分が無駄になります
- 途中解約の条件……定期配送には最低継続回数や解約手数料が設定されている ことがあります。当サイトでは各クリニックのページに「定期縛り」として載せています
- 使用期限……長期分をまとめて受け取る場合、期限内に使い切れるかを確認してください
当サイトはどう計算しているか
必要な月数に対して、その院が売っているパックの組み合わせを全部試し、薬代と送料の合計がいちばん小さくなる買い方を選んでいます。
たとえば12ヶ月なら、12ヶ月パック1回、6ヶ月パック2回、3ヶ月パック4回、 6ヶ月+3ヶ月+3ヶ月……といった組み合わせすべてを比べます。 そのうえで、実際に何回届くことになるかを数えて送料を掛けています。
金額は各院の公式料金ページに掲載されている税込価格をもとにしています。 料金は変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
